日常生活が少し戻り始める?休職2ヶ月目の変化と過ごし方

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休職2ヶ月目の変化と過ごし方

以前、適応障害の一ヶ月目が一番辛い、という記事を書きました。

その続きとして、

二ヶ月目がどうであったか、今回はそのお話をします。

苦しかった1ヶ月目に比べて、

職場のことを忘れ、生活に集中でき始めた月が2ヶ月目だったと思います。

一般的に『適応障害は最低でも3ヶ月』というのは

私の中では理にかなっている、と思います。

個人差はあるものの、ざっくり言うと、

1ヶ月目=苦しい、辛い

2ヶ月目=辛さから解放されて徐々に生活が出来始める

3ヶ月目=生活がほぼ出来るようになり復帰について考える

こんなステップがベーシックとされていて、

2ヶ月目まではこれとほぼ変わらなかったです。

大きく分かれてくるのは3ヶ月目からかな、と思いますが、

それはまた後程書くとして、今回は2ヶ月目の変化と過ごし方について書きます。

①薬の服用を始めた

これは特殊なのかもしれないですが、

先生が

適応障害に薬は最小限で良い。という考えの人で、
1ヶ月目に
『どうしても気分が落ち込むときだけ飲む薬』をもらいました。
ただ、一ヶ月目の憂鬱はそんなものでは効かなかったです。
全然、辛いのが変わらないですね・・・
じゃあ、毎日飲む薬を始めましょう。
そして、毎日飲む薬を始めたのですが、
これは正直、1日でも早く始めてれば良かった・・・と思います。
勿論、適応障害を治すのは薬ではありません。
結局は自分の考え方や環境を変えることで治っていくものです。
しかし、そのためにはまず
職場で受けた傷や憂鬱を一時取り払う必要があります。
感情的にならず物事を考えないと何も進まなくなるので、
そのためにも毎日飲む薬の服用は始めから、がおすすめです。
そして、飲んで2週間くらいで効果が少しだけ感じ始めて、
飲み始めて3週間くらい(休職2ヶ月経った頃)には気持ちがかなりラクになっていました。
これは仕方がない事ですが、
薬の副作用で毎日眠くてポーっとするという状態が続き、
昼に3時間くらい寝てしまう、眠くて起きていられないということは悩みました。
しかし、薬を飲んでから明らかに生活面は向上しました。

②仕事(自分の職場)に興味が無くなった

薬でポーっとするようになり、寝てばかりの私は

この時期、ビックリするくらい、仕事への興味を失っていました。

元々は仕事が大好きな人間であるのに、です。

それは、自分でも意外でした・・・

良くも悪くも全く気にならなくなるのです。

とくに自分の職場。

復帰についても何も考えておらず、

「高い税金払ってきたんだから、まだ休んでて良いよねー。」と、

長過ぎるGWを過ごしていました。

ただ、『全く興味が無くなった』のは自分の職場に対してだけで、

その頃よく観ていたのは『令和の虎』というビジネスYOUTBEです。

これは

色んな経営者から『仕事』がどう見えてるのか、を観て楽しんでいました。

職場への興味は無くしても良いけど、仕事への興味は失ってはいけないと思います。

転職を選んでも、復職を選んでも、起業するにしても、

わたしたちはまた社会に戻っていく必要がある人がほとんどですから。

そのときに

自分の職場を連想させるような(似た環境の)番組はオススメしません!

自分とは全然関係無い仕事の人の物語を純粋に楽しむ中で、

自分もこんな考えで働きたいな~とか、

この人の仕事、尊敬出来るなあ、など

その程度でも思えたら充分です。

起立性調節障害

③家族・友人との時間を持つ

薬も飲みはじめ、ときどき外出できるようになったころ、

離れて住んでいる弟家族や親戚に会いました。

父の1回忌だったのです。

普段一人きりで過ごしているので、

大切な人に会えたときの嬉しさや楽しさは

いつもに増して嬉しかったです。

私は両親が二人とも他界していて、

弟家族が離れたところに住んでいて

普段そのつながりを感じることは少ないのですが、

やはり両親が暮らした実家へ行き、

そこに住む姪や弟夫婦、親戚に会うと、

言葉では言い表せないくらい満たされた気持ちになります。

その安心感からか、体調も上向きになり、

家に帰ってからも、そこで過ごした4日間の余韻が長く続きました。

今辛くて仕方がないという方がいたら、

家族に会う、友達に会う、たったこれだけですが行動してみて欲しいです。

今一緒に住んでるよ、とう方は、私はとても羨ましいです!

生きてるから一緒にご飯を食べたり、お出かけできるのです。

仕事で忙しくしてそんな時間も作れなかったら、

あとでどれだけ後悔しても遅いし、挽回できません!!

家族と穏やかに過ごせる何気ない日は

後々何にも代えがたい時間となるので、

この機会を使って、ぜひその幸せを感じてください。

起立性調節障害

④散歩や外出が出来るようになった

私にとって二ヶ月目は5月。

気候も暖かく、過ごしやすい日々が続いてたけど、

まだ外に出たいと思う日は少なかったです。

先生から

外に出て毎日散歩してくださいね。
と、一番の重要タスクのように言われていました。
そして春真っ盛りで、毎日こんなに天気が良くて過ごしやすいにも関わらず、
それでも『散歩したい』と思えないでいることに罪悪感もありました。
ところが2ヶ月目あたりから、
薬の効果もあってか、週に一回くらいは
離れたスーパーに歩いて買い出しに行こう、という気になれました。
唯一、フラワーアレンジメントの習い事をしていたので、植物が好きで、
遅くまで咲いてる桜をみたり、
近所の初夏の新緑が綺麗でしたし、
外へ出るモチベーションになっていたと思います。

休職2ヶ月目が過ぎて思ったこと

とにかく2ヶ月経ってから、

やっと1ヶ月目の絶望からは抜け出したような気がしました。

私にも生活があり、

洗濯をして、家事ができた、これでいい、ということを毎日振り返ってました。

 

先生には、2ヶ月過ぎたあたりから

 

『毎日出来たことを5つでも書いていくことで自分が良くなっていくのがわかって自己肯定感が上がる』

というワークをするように言われていました。

残念ながらワークは3日坊主で終わってしまったのですが(笑)

頭の中で毎日3~5個は何ができたか振り返っていました。

ワークをやりだしたばかりのときは、

まだ真剣に考えても3個もひねり出せない日がありました。

これが私?ウソでしょ・・3つも出来た事が無いって・・・
とその状況にショックを受けることもあれば、
5個達成した日にはどうにか持ち直すこともあり、
気が付いたら意識しなくても毎日人間らしく生活できるようになっていましたw
とはいえ2ヶ月目はまだ波もあったので、
たまに雨が降ったり、生理痛だったりなど、
行動できない日があると、それはそれでホッとしました。

何も出来ないでいる自分が許せる日。

だってしょうがないよねえ、これだし。
で、YOUTUBEしか観てない1日も、
昼寝を5時間もした日も、
全部許せてしまう。
そんな日もあるから救われるんです。
2ヶ月目はとにかく仕事は忘れて、
少しづつで良いので
日常生活のことを考えるほうに比重を置いていくことがおすすめです。
3ヶ月目には少し、仕事のことを考える時間も持つようになります。
また別の機会で、
3ヶ月目の変化と過ごし方もお伝えしますので是非ご覧ください。
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